現役で特殊清掃員をやっております。ぬーすけです。
この記事では
・特殊清掃現場は幽霊がいると聞いたことがある!
・でも実際はどうなの!?
という人のために
特殊清掃現場の幽霊事情
についてお伝えしていきます。
特殊清掃について
特殊清掃とは
詳しくは下記の記事で解説しているので、良かったら参考にしてください。
特殊清掃員の幽霊事情について
現役特殊清掃員の答え
結論を先にお伝えします。
「残念ながら幽霊はいません」
私も、仕事を始めた当初はかなり怯えていましたが、いざ現場に入ると全く出会いませんでした。
始めは怖すぎて、逆に幽霊を探しまくっていました(笑)
幽霊の正体は〇〇だった!?
ただ、幽霊と勘違いした経験があります。
・急に飛び出てきた動物(生きていたペット)
・害虫の音
・ゴミが崩れるときの音
慣れないときは、本当に幽霊が出たかと思いました。
私が思うに、幽霊の正体は思い込みが浮かんだ空想ではないかと思っています。
※あくまで個人の勝手な意見です!!
心霊現象が起きた話
ここからは、私が唯一体験した心霊現象のお話をします。
入室当初は不気味な寒気があった
ある作業現場に入ると、お部屋の明るさに比べて少しひんやり感じました。
ただの寒さではなく、ゾクっとした感じです。
ちなみに、今回の作業内容は手首を切って自殺をされた方の部屋のお片付けでした。
【作業内容】
・血液の清掃
・お部屋の不用品の搬出
・全体的なクリーニング作業
※今回は孤独死ではありません
なぜかケガ人する人が多かった
現場は私含め、作業員4名で行いました。
各自、予定通り作業を進めていき清掃や作業を終わらせました。
休憩時に中間報告をしあうと、何と指や手を切ったという報告が4人全てからありました。
ちなみに、ゴム製の軍手を全員付けており、普段の作業では全くケガをしません。
さらに驚くことが、最初お部屋の中に入ったときに寒気がした話を私がすると、全員同じことを感じたそうです。
もちろん、現場中のケガは現場のスタッフの安全配慮に関わることです。
ですが、状況が状況でしたので、さすがにみんなで驚きました。
作業を中断してご供養を行う
私たちは普段、現場に入る前と入った後に、必ず手を合わせてご供養を行います。
ですが、今回は作業中に行う異例のご供養をとなりました。
現場をいったん中断させて、みんなでお線香を焚き再度手を合わせました。
それからの作業は、特に何の変化もなく無事終了しました。
もしかするとお部屋の中に入ってほしくなかった?
プライバシーの問題もあるため、ご遺族の方には自殺された方の情報をお伺いすることはありませんでした。
もしかすると自殺された方は、生前も含め、よっぽどお部屋の中に入ってほしくなかったのでは?と思いました。
あくまで、私の妄想にすぎませんが、、、
幽霊は存在しない派の私でも、さすがに驚いた体験でした。